HSBC Security Device のボタン電池を交換してみた

 2021年の東京オリンピックの頃の話だ。

 

 普段使っていなかった Security Device が、右下グリーンの電源ボタンを押しても何も表示されず、完全に電池切れ、という状態に陥ってしまった。

 

 ググッてみたら、「ボタン電池を交換したら復活した」なんて記事も見つかる。

 「これも交換すれば、復活するんでは?」

 

 わらにもすがる思いで、早速分解に取り掛かる。

 

※ 実際には、分解というより「シールを剥がす」というイメージだ。

 

まずは裏側から

 

 カッターの刃先を使い、右上から剥がし始める。

ある程度進んだら、こんどは左上から、そして左下、右下から、というように四方から攻める。丁寧に、丁寧に!

 

 右下に見えるのがボタン電池、 交換はまだ。

続いて、ボタンキーのある表側

 

 カッターの刃先が基盤に触れないように、慎重に、慎重に!

裏より緊張する。

基盤を取り外したところ

 

 ねずみ返しのようなツメが基盤を固定している。基盤を取り出す際にこのツメが多少欠けることがあるが、これは気にしない。

基盤を裏から見たところ

 

 これで電池交換ができる。

 

 マイクロドライバー(マイナス)などでボタン電池をスライドさせて取り出す。

100均で購入したボタン電池と交換

 

型番は「CR2016

交換完了で電源ボタンを押すと、まさかの「全表示」

 

 

撃沈した・・・

 

 っと思ったが、この全表示が

Security Device の記録が削除された(Deactivate)

ことを示していることに気付いたのは後になってから。

 

 この Deactivate が行われれば、Mobile Security Key への移行は赤子の手をひねるより簡単よww(Mobile アプリインストール途中での「Security Device 6桁の数字を入力せよ」というステップが省略される)。

 つまり、Mobile Security Key のインストールに、この Security Device は不要ということだ。

 

※ ただし、Dual Password でログインできることが必要

 交換が済んだら、あとはスマホに Mobile Security Key アプリを入れるだけだ。これは画面の表示通りに進めていけば、難なくできる。 GOOD LUCK !

Mobile Security Key インストール比較

Securuty Device Activate(有効)の場合

Step1. ユーザーネーム入力

Step2. 第一パスワード入力

Step3. 第二パスワード入力

Step4. Activate Mobile Security Keyをタップ

Step5. Security Deviceを用いて6ケタの数字(ワンタイムパスワード)を入力

Step6. SMSで届く8桁のパスコードを入力

Step7. Mobile Security Key用のパスワードをユーザーが設定・入力

    ↓  ↓  ↓

 チェックマークが表示されてインストール完了

Securuty Device Deactivate(無効)の場合

Step1. ユーザーネーム入力

Step2. 第一パスワード入力

Step3. 第二パスワード入力

Step4. Activate Mobile Security Keyをタップ

Step5. メールで届く10桁のパスコードを入力(制限時間60秒)

Step6. SMSで届く10桁のパスコードを入力(制限時間60秒)

Step7. Mobile Security Key用のパスワードをユーザーが設定・入力

    ↓  ↓  ↓

 チェックマークが表示されてインストール完了