インジを Build 509 的に扱えることが Linux MT4 のアドバンテージです。 さらに 「 仮想デスクトップでメタエディターが使える 」 となれば、 もう Linux MT4 を使うしかない!? |
下の画像は、Linux MT4 のインジを置くフォルダーを示しています。
Windows MT4 と違って、乱数フォルダーを開く必要がありません。
下の画像、上段は Windows MT4、下段は Linux MT4 の Indicators フォルダです。
「 それぞれの Indicators フォルダをシンクロさせるには? 」 というのが今回のテーマです。
※ シンクロ ・・・ 複数のフォルダやファイルを常に同じ状態に保つこと(ユニクロとは別物)。
今回は、自宅の複数のパソコンがLANで繋がっている場合を考えます。
2台のパソコン、 Windows パソコンと Linux パソコンがあるとします。マルチデスクトップでメタエディターを立ち上げた方が作業はしやすいので、プログラミングは Linux パソコンを使います。
ですが、MT4はたぶん99% Windows で使われていると思うので、完成したインジを Windows で確認することが必要になってきます。
シンクロが役立つのはこんな場合です。Linux でできたインジがほぼリアルタイムで Windows 上の MT4 でも反映されれば毎回コピペをおこなう作業は不要になります。
っというわけでやってみたのが下の画像です。Windows パソコン(Lianli)とLinux
パソコン(Epson)が SugarSync で繋がっています。
(MT4を4つ入れてあるので、4つのシンクロが設定されています。)
※ マイSugarSync というフォルダは、 SugarSync のインストールで初期設定されるフォルダです。 下の画像のように Indicators フォルダの設定を行なうことが難しい場合、このマイSugarSync フォルダに入れてしまえばシンクロの設定はいちおう完了です(この場合、 Indicators フォルダ → マイSugarSync フォルダへのコピペ作業が必要になりますが)。
Google Drive でもできるようですが、Sugar Sync はシンクロさせるフォルダを一旦設定しまえばあとは自動で更新されるという点で、一歩リードしている感じです。
少しさわっただけですが、Google Drive はアップロード・ダウンロードという作業が必要みたいなので、 Sugar Sync が容量制限をオーバーしたら考えてみようと思います。
2015/05/08、Yahoo 知恵袋にて forex_mori さんから以下のような 質問 をいただきました。
forex_mori さん
下記を見ました。LinuxでMT4を使ってられるようですね。
http://ciao-mao.jimdo.com/mt4-chiebukuro/mt4-linux/
ここでご質問があります。ServersMan@VPSというなんと月500円から利用できる仮想専用サーバーサービスがり、このネット上でMT4を動かしてやろうと企んでおります。
私、初期のPuppyLinuxをいじっていた時期がありますが、ServersMan@VPSの使えるOSが、CentOS ・Debian ・Ubuntu のようで、MT4の使用が不安です。
どう思われますか?windows上のMT4との比較などもご教授いただけましたら幸いです。
ServersMan@VPS
http://dream.jp/vps/
forex_moriさん、ご指名いただきありがとうございます。
私の Linux との出会いは、Windows XP のサポートが終了したことがきっかけでした。
それより少し前には Meta Quotes による Build 600系への強制 Build Up に振り回され、続いて今度は Micro Soft の XP 終了に振り回されたりと、MT4ユーザーに取っては受難の時期でした。
っというようなことから、 XP の代替として自宅のパソコンで Linux を使うという経験しかありません。VPS に関してはまったくの未体験のため、私にお答えできるのは「 MT4@Linux@自宅の PC 」ということになります。
右も左もわからないまま Linux に突っ込んで行って、私が最初に出会ったのは forex_moriさんと同じPuppy Linux でした。解説サイトはたくさんありますから、そんなに苦労はなかったように記憶しています。
ただ、どうも画面の作りが「子供だまし」なんですよね。もう3日ほどで撤退しました。
次に出会ったのが Ubuntu です。Puppy Linux より Linux 的な雰囲気があって感動したことを覚えているのですが、いちばんのネックは「 画面を閉じる場合、Windows だったら右上にある、あの×印が左上にあること! 」右利きの私としてはこれは使いにくい。
どうしたものかと、ネットをウロウロしているうちにたどり着いた解決策が、デスクトップ環境の1つ「 Xfce 」をインストールすればOKということ。
試行錯誤しましたが、下の「 MT4@Linux のスゝメ 」にある画像は「 Ubuntu 」+「 Xfce 」という2段階のインストールで作成したものです。
MT4 を使うにはもう1つインストールしなければならないものがあります。それが「 Wine(Windows Emulator)」というアプリです。
ここまでやって、やっと MT4 をインストールすることができます。
毎日寝る時間以外は MT4 を立ち上げていますが(インジを表示させるのみ)、私は Windows MT4 より使いやすいように思います。その1つが先日 他の方の質問に回答 したようにインジの扱いです。
もう1つは「仮想デスクトップ」です。MT4 ユーザーにとっては「マルチデスクトップ」と言ったほうがピンっとくるかもしれません。このマルチデスクトップの1つ1つをワークスペースと言うのですが、私は6つ使っています。MT4 を別々のワークスペースに表示したり、メタエディターを別のワークスペースに表示したりと、Windows のようなウィンドウが重なって見づらい、使いにくいということから解放されます。ワークスペースの移動は「Ctrl」+「Alt」+「↑」「↓」「→」「←」で行いますが、デスクトップがきれいに表示され、気分よく作業ができます。
インジを表示させる上では、Windows MT4 とまったく変わりありません。フォントの設定に戸惑う可能がありますが・・・。
( 申し訳ありませんが、EAについてはまったく回答不能です。)
以上私の Linux 回想録みたいになってしまいました。Linux とはまったく無縁の方にも理解いただけるよう書いたつもりですが、不明な点がありましたらまたお問い合わせ下さい。
下の画像は インジを 509 的に使用しているファイルマネージャーの様子です(Windows で言う Explorer のこと)。
そうそう、ここまで書いて思い出したのですが、Linux には「休止状態」がありません。パソコンを一旦終了しようと思ったら、「シャットダウン」「スタンバイ」のどちらかです。「休止状態」にできないわけではなく、ユーザー側で設定しなければならないのですね。この設定がまた一苦労!
それでもって、「できた!」と思ったら、今度は「休止状態」から復帰するときのパスワードを不要にする設定が必要だったり。。。
なかなか一筋縄ではいきませんが、だんだん愛着がわいてくるOSです。
よく見かけた(過去形)画像ですね!
ビル・ゲイツの顔は知らなくてもこの画像は知っているという、マイクロソフト社の顔とも言える『草原』です。
実は、上のコンピューターのOSは XP ではなく Linux です。
XPのサポートが終了したいま、ウィルスの脅威に怯えることなく安心して使える Linux に、ノスタルジーたっぷりの『草原』を載せてみました。
上の Linux では、普段よく使うアプリのみを配置しています。
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グーグルクロム、Winamp
MT4 3業者
スクリーンショットカメラ、テキストエディタ、ウィルススキャン
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ちょっとスッキリし過ぎのような感じもしますが、
「こんな Linux なら自分でも扱えそう・・・」
そんな気分になりませんか?
セットアップ完了の『 MT4@Linux 』、正常に稼働するのか、現在検証中です。
MT4@Linux に THV V4 を入れてみました。
Windows 版とまったく区別がつきませんね。
( ただ1ヶ所、Linux 特有のアイコンのようなものが表示されています。
ウィンドウ左上 『ファイル』の左側にある 『赤ワインの入ったワイングラス』です。 )